定義の不統一が引き起こす問題

「売上」の数字が経営会議で部署によって異なる、「顧客数」をどう数えるかで各部門の答えが違う——こうした「定義の不統一」は、データ活用の大きな障壁です。データを見ても「どれが正しいか」が分からない状態では、意思決定にデータを使えません。

定義統一のアプローチ

定義統一のステップは、①現状の定義を各部門から収集する、②差異を可視化して議論する、③合意した定義を「データ辞書」として文書化する、④全部門に周知・適用する、の4段階です。一度に全指標を統一しようとせず、最も使用頻度の高い5〜10指標から始めることをお勧めします。

データ辞書の整備と維持

データ辞書は作るだけでなく、維持・更新することが重要です。新しい指標が追加された場合や、定義が変更された場合は、データ辞書を更新し関係者に周知する仕組みを設けます。データ辞書の管理責任者を定めることが、維持継続の鍵です。