役割分担設計の重要性
AI導入プロジェクトで見落とされがちなのが、AIと人間の役割分担の設計です。ツールを導入しただけでは、既存の業務フローとAIがうまく統合されず、かえって混乱を生むことがあります。
役割分担設計の4象限フレームワーク
業務を「定型度(高/低)」と「判断の重要性(高/低)」の2軸で整理します。定型度が高く重要性が低い業務はAIに完全委任、定型度が高く重要性が高い業務はAIが処理して人間が確認、定型度が低く重要性が低い業務は人間が主体でAIが補助、定型度が低く重要性が高い業務は人間が主体でAIを参考程度に使う、という設計が基本です。
設計を現場と合意する
役割分担の設計は、経営層や情シスだけでなく、実際に業務を行う現場の担当者と一緒に作ることが重要です。現場の視点が入ることで、実態に即した設計ができます。
設計した役割分担は、試行期間を設けて実際の運用で検証し、必要に応じて修正します。最初から完璧な設計を目指すより、改善サイクルを回すことを前提にした設計が現実的です。