定義が異なるまま統合すると
データ統合プロジェクトで最も多い失敗の一つは、「定義の統一」を飛ばして技術的な統合を先行させることです。同じ名前の指標でも部署によって計算方法が異なる場合、統合後のデータは誰にとっても信頼できないものになります。
定義の不一致が起きやすい指標
特に定義がバラつきやすい指標は「売上」「顧客数」「アクティブユーザー」「受注件数」「在庫数」などです。例えば「売上」一つとっても、税込か税抜か、返品を差し引くか否か、計上タイミングはいつかなど、複数の定義がありえます。
これらの定義が部署間で異なる状態で会議をすると、「数字が違う」という議論が繰り返され、本来の分析や意思決定に時間を使えません。
定義統一の進め方
全ての指標の定義を一度に統一しようとすると、大規模なコンセンサス会議が必要になり、プロジェクトが停滞します。まず「最も頻繁に使われる5〜10の指標」に絞って定義を統一し、それを「データ辞書」として文書化することから始めることをお勧めします。