品質基準がなければ品質は上がらない
データ品質を向上させたいと思っても、「何をもって品質が良い状態か」が定義されていなければ、改善の方向性も評価もできません。品質基準の設定は、データ品質管理の出発点です。
データ品質の5つの次元
正確性(データが実態を正しく反映しているか)、完全性(必要な項目が欠損なく揃っているか)、一貫性(同じデータが複数の場所で矛盾なく存在しているか)、適時性(データが必要なタイミングで更新されているか)、一意性(同一データが重複して存在していないか)の5次元で評価します。
現実的な品質基準の設定方法
最初から100%の品質を求めるのではなく、「業務に支障が出ない最低限の品質水準」を設定することをお勧めします。例えば「顧客マスタの必須項目の完全性は95%以上」「売上データの更新は翌営業日まで」など、具体的な数値目標を設定することで、達成・未達成の判断が明確になります。